北海道の豪雪地帯に住む者として、毎年頭を悩ませるのがスタッドレスタイヤの費用。命を乗せるものだから、安全性は絶対に妥協できない。でも、やっぱり国産ブランドは高い!
そんな私が数年前に出会い、今ではすっかり虜になっているのが、台湾のタイヤメーカーNANKANG(ナンカン)の「AW-1」です。
「安かろう悪かろうでしょ?」
と言う声が聞こえてきそうですが、断言します。AW-1は、北海道の真冬でも全く問題なく、むしろ国産と遜色ない走りができます!
今回は、実際にAW-1を履いて何シーズンも冬を越した私が、リアルな感想をお届けします。
結論、AW-1はどんな人におすすめ?/逆におすすめしない人は?
- 【こんな人には全力でおすすめ!】
- とにかく車の維持費を抑えたい人
- 走行距離がそこまで多くなく、「2〜3年で交換」という使い方に魅力を感じる人
- セカンドカー用のスタッドレスを探している人
- ネットでのタイヤ購入に抵抗がない人
- 【こういう人には国産をおすすめします】
- 運転に自信がなく、とにかく最高の安心感をお金で買いたい人
- ロードノイズなど、運転中の快適性を何よりも重視する人
- 万が一の際、近所のいつものお店で手厚いサポートを受けたい人
とにかく安い!でも、走りは本当に大丈夫?
やはり、「AW-1」の一番の魅力は、やはり圧倒的な価格です。
スタッドレスタイヤ参考価格比較表 (目安サイズ: 205/60R16)
メーカー | タイヤモデル | 1本あたりの価格 (目安) |
4本セットの価格 (目安)
|
南港 | AW-1 | 約 11,000円 | 約 44,000円 |
ブリヂストン | ブリザック VRX3 | 約 26,000円 | 約 104,000円 |
YOKOHAMA | アイスガード7 | 約 24,000円 | 約 96,000円 |
ダンロップ | ウィンターマックス03 | 約 25,000円 | 約 100,000円 |
私が購入した時も、国産有名ブランドの半額近い価格でした。「この値段で本当に大丈夫か…?」と半信半疑だったのを覚えています。
しかし、その不安は最初の冬で完全に吹き飛びました。正直な感想は「え、国産と何が違うの?」です。圧雪路もアイスバーンも、今まで履いていた国産タイヤと変わらない安心感で走ることができたのです。
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【実走レビュー】豪雪地帯の圧雪・アイスバーンでの実力
私が住む地域は、カチカチの圧雪路も、交差点のツルツルアイスバーンも当たり前の環境です。
- 圧雪路での走り: 新雪が積もった朝も、踏み固められた幹線道路も、雪をしっかり掴んでグイグイ進む感覚があります。カーブで車体が外側に流されるような不安感もなく、非常に安定しています。
- アイスバーンでの走り: 一番気になるのがココですよね。結論から言うと、しっかり止まります。 もちろん、冬道なので「急」のつく操作は禁物ですが、それはどんなタイヤでも同じこと。前の車との車間距離をしっかり保って普通に運転している限り、ヒヤッとする場面はほとんどありませんでした。
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【AW-1使いこなし術】私流のセッティングと賢い使い方
何シーズンもAW-1を使いこなす中で見つけた、個人的におすすめのポイントを2つ紹介します。
① 空気圧は「ちょい高め」がおすすめ!
AW-1は、少しタイヤの空気圧に敏感な印象があります。雪が積もる前の舗装道路が出ている時期には、自動車メーカーが指定する空気圧の適正値より、ほんの少し(5%~10%程度)高めに設定するのが私のおすすめです。
こうすると、ハンドリングが少しシャキッとして、応答性が良くなるように感じます。燃費にも良い影響があるかもしれませんね。(※ただし、指定空気圧から大きく外れる設定は危険です。調整は自己責任でお願いします。)
なので、雪が降り積もってからは、正規の空気圧に戻して使用するのが望ましいと思います。
② 寿命まで乗るより「早め交換」がベスト!
「このタイヤ、何シーズン持ちますか?」とよく聞かれます。 走り方によるので一概には言えませんが、私がお伝えしたいのは「タイヤが安いからこそ、こまめに取り換えるのがベスト」だということです。
スタッドレスタイヤは、溝の深さだけでなくゴムの柔らかさ(鮮度)が命です。AW-1は価格が安いので、「2~3シーズンで新品に交換する」という贅沢な使い方ができます。これにより、溝がまだ残っている状態でも、常に最高の性能で冬を迎えることができるのです。これは大きなメリットですよ。
「正直に言うと、3シーズン目のアイスバーンでの制動力は、新品時と比べて2割ほど落ちた感覚です。だからこそ、私が提唱する『贅沢な早め交換』が活きてくるのです」
高いタイヤなので、頻繁に変える事も出来ないと思っている方は多いと思われますので、こういった使い方もあるという事を知ってもらえるとありがたいです。
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【重要】私が必ずやる「慣らし運転」。その深いワケとは?
これはAW-1に限らず、すべての新品タイヤで実践してほしいのですが、「慣らし運転」は絶対にやってください。 「一皮むけば良いんでしょ?」と思われがちですが、タイヤ屋さんに聞いたり自分で調べたりすると、もっと深い理由がありました。
- タイヤ表面のワックス落とし: 新品タイヤの表面には、製造時に使われたワックスのようなものが薄く付いています。これが結構滑る原因になるので、しっかり落としてあげる必要があります。
- タイヤを車に馴染ませる: タイヤ内部の構造を安定させ、車体にしっかりフィットさせる効果もあるそうです。
【私が実践している慣らし運転】
- 雪が降る前に、乾いた舗装路を時速60kmくらいで100kmほど走る。
- その間は、急ブレーキや急ハンドルをしないよう、いつもより丁寧に運転する。
たったこれだけです。この一手間が、いざという時の安心感に繋がります。
【参考情報】 この「慣らし運転」は、多くのタイヤメーカーが公式サイトで推奨しています。気になる方は「タイヤ 慣らし運転」で検索してみてください。
- ブリヂストン: 「乗用車用タイヤの正しい使い方」
- 横浜ゴム: 「タイヤの基礎知識 慣らし走行」
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結論:ナンカンAW-1は、北海道の冬の「超賢い選択肢」!
AW-1は、「冬道の安全性能は妥協せず、でも出費は賢く抑えたい」という、わがままな願いを叶えてくれる最高のタイヤです。
国産ブランドという安心感ももちろん大切ですが、「食わず嫌い」ならぬ「履かず嫌い」は本当にもったいない!と私は感じています。
車の維持費を少しでも抑えたい方、そして浮いたお金で家族と美味しいものでも食べたいと思っている北海道のドライバーさんに、私は自信を持ってナンカンAW-1をおすすめします。
https://www.nankang-tyre.com/ja
https://tsukinata.com/wintertireexchange/
https://tsukinata.com/foglightscolor/
https://tsukinata.com/car-stuck/
https://tsukinata.com/blackiceburn/
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