皆さんは電動キックボードはご存知ですか?
現在は「原付」と同様の扱いである電動キックボードですが、2022年に法律が一部改正され一部のモデルで免許が不要になる事が閣議決定されましたね。
免許が不要になるのなら電動キックボードを買って使ってみたいと思う方もいるかと思いますが、電動キックボードって維持費はどれくらいかかるの?と気になりますよね?
大まかな計算になりますが、おおよそこれくらいの維持費が必要となりそうです。
- 初年度:約124,000円程度
- 2年目以降:約40,000~50,000円程度
では、その内訳とはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は、電動キックボードの維持費はどれくらいかかるのかの解説に加え、乗っていく上で必要な物などについても調べてみました。
電動キックボードの維持費はどれくらいかかるの?移動が便利になる?
利用者が急増する電動キックボードをめぐり、警察庁が、運転免許を不要とする道路交通法の改正を検討していることが23日、分かった。16歳未満の運転は禁止し、最高時速は20キロと想定。ヘルメット着用は努力義務とするという。また特定の条件下で無人の車を操作する「レベル4」相当のサービス実現に向け、事業者らを許可制とするなどの環境を整備する。警察庁はこれらを盛り込んだ道交法改正案を検討し、来年の通常国会での提出を目指す。
現行法で電動キックボードは、原付きバイクと同じ扱いで、原則として走行できるのは車道だけ。運転免許証が必要で、ヘルメットの着用やナンバープレートの装着なども求められる。
道路交通法の一部改正案が2022年3月4日(金)、閣議決定されました。「特定小型原動機付自転車」という原動機付自転車の中に新たな車両区分が設定され、電動キックボードがその区分に含まれます。公道走行については、運転年齢制限付きの自転車なみの扱いが決まりました。
電動キックボードなど様々な電動モビリティ(中島洋平撮影)。改正案によると「特定小型原動機付自転車」の定義は、最高速度20km/h以下で制御され、長さ190cm×幅60cm内に収まる車体であること。この規定は道路交通法の「普通自転車」の規定と変わりません。
現状で「原動機付自転車」扱いになっている電動キックボードは、最高速度20km/h以下であれば「特定小型原動機付自転車」となり、21km/h以上30km/h以下の場合は、これまで通り「原動機付自転車」になります。
と、まだ法律が3月4日に閣議決定されたようですが、その変更点は…
- 最高時速は20km以下
- 長さ190cm×幅60cm内に収まる車体であること
- 運転免許証は不要となる
- 16歳未満の運転は禁止
- ヘルメットの装着は努力義務
- 通行は原則車道で、自転車専用通行帯なども可能となる
- 最高時速を6 km以下に制限するなどの条件を満たすと歩道での走行も可能
といった点が主な変更点になるようです。(現在はまだ法律が施行前ですのでご注意ください)
ですが16歳未満が乗ったり、提供した業者は以下のような懲役が科せられますので注意ください。
- 懲役6か月以下、または罰金10万円以下
ただし、現行の基準と同じく以下の事項については引き続き手続きが必要です。
- ナンバープレートの装着が必要
- 自賠責保険の加入は必須
電動キックボードは短距離移動が楽な上、小さくて持ち運びも容易でCO2排出量が自動車の約40分の1と環境問題にも貢献出来るので、電動キックボードが普及すれば環境にも少しは貢献出来るのではないかと思われます^^
こういった電動キックボードが今後免許不要になるのではないかと思われます。
電動キックボードの維持費はどれくらいかかるの?
では、実際に電動キックボードの維持費はどれくらいかかるの?という事について調べてみました。
※今回は電動キックボード本体の価格は除くものとします。
- 自賠責保険の保険料(24ヶ月):8,850円
- 任意保険の保険料(強制ではありませんが、40代のバイク保険の相場):40,000円
- ヘルメット(努力義務ですがあった方がよい):60,000円
- 鍵・ロックなどの防犯アイテム:15,000円
といったものが挙げられます。
合計すると初年度は約124,000円程度の費用がかかりますね。
私は結構な値段がすると思うのですがいかがでしょうか?
ヘルメットや鍵・ロックなどの防犯アイテムは一度購入するとしばらくは買い換えないでしょうから、使用する方の年齢にもよりますが、自賠責保険と任意保険の保険料が年間50,000円近くかかると予想されます。
ナンバープレートについては取得が必要ですが、各市役所や区役所へ行き届け出をすれば無料でナンバープレートが取得出来ます。
では、実際にかかる個々の費用についての説明をしていきたいと思います。
自賠責保険の保険料
自賠責保険(共済)は、交通事故による被害者を救済するため、加害者が負うべき経済的な負担を補てんすることにより、基本的な対人賠償を確保することを目的としており、原動機付自転車(原付)を含むすべての自動車に加入が義務付けられています。
なお、無保険車による事故、ひき逃げ事故の被害者に対しては、政府保障事業によって、救済が図られています。
電動キックボードを乗る上で自賠責保険の加入は義務となります。
電動キックボードは軽二輪に含まれますので
契約期間 | 原付(原動機付自転車) 総排気量125cc以下 |
12ヶ月契約 | 7,070円 |
24ヶ月契約 | 8,850円 |
36ヶ月契約 | 10,590円 |
48ヶ月契約 | 12,300円 |
60ヶ月契約 | 13,980円 |
の自賠責保険の保険料がかかりますので、ナンバープレートの取得後に契約期間を決めて保険会社やコンビニなどで加入するようにしましょう。
補償内容等については、こちらの国土交通省の自動車総合安全情報のページを参照してください。
任意保険の保険料
任意保険に関しては強制ではありませんが、万が一事故を起こしてしまった場合に自賠責保険は人身の保険にしか適用されませんので、相手のケガの度合いで自賠責保険で賄えなくなる恐れや物損の事故を起こした際の支払いの事を考えると任意保険に加入するのが望ましいと考えます。
電動キックボードは原付扱いになるため、自動車に乗られていて任意保険に入られている方は
- 自動車保険のファミリーバイク特約もしくはバイク保険
自動車を持っていない方なら
- バイク保険
にそれぞれ加入するようにしましょう。
ちなみに、40代の私が自動車を持っておらずバイク保険に加入するとした場合、年間約40,000円の保険料がかかるようです。(バイク保険の相場調べ)
月額に直すと約3,300円位になりますね。
もちろん、年齢が若い方であれば高くなる事が多いでしょうし、任意保険に関しては契約内容が色々ありますので、ご自身の必要な保証内容をよく検討し契約する事をおすすめします。
ヘルメット
電動キックボードに乗る際に使うヘルメットですが、現在も装着については「努力義務」となっていますが、ヘルメットはあった方が良いと私は思っています。
どんなヘルメットでもいいという訳ではないと思いますので、バイク用のヘルメットを選ぶのがよいでしょう。
(乗車用ヘルメット)
第九条の五 法第七十一条の四第一項及び第二項の乗車用ヘルメットの基準は、次の各号に定めるとおりとする。
一 左右、上下の視野が十分とれること。
二 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
三 著しく聴力を損ねない構造であること。
四 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
五 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
六 重量が二キログラム以下であること。
七 人体を傷つけるおそれがある構造でないこと。出典:e-Govポータル
現在日本国内で販売されているバイク用のヘルメットで、安全基準を満たしている製品には「PSCマーク」のシールが貼られていますので、このシールを目安にヘルメットを購入するのがよいかと思います。
自分の命を守る物ですからしっかりした物を使うべきだと思います。
鍵・ロックなどの防犯アイテム
電動キックボードを乗る上で必要な物はやはり鍵・ロックなどの防犯アイテムだと思います。
せっかく高いお金を出して購入した電動キックボードを安々と盗まれてしまっては困りますので、基本的な装備として鍵・ロックは必須だと思います。
どんな防犯アイテムが良いのかですが
- チェーンロック
- U字ロック
- ワイヤーロック
などが一般的に売られていて防犯効果もあるのではないでしょうか?
複数の鍵やロックを組み合わせる事で盗難の確率は低くなると思いますので、必ず用意しましょう。
まとめ
電動キックボードをめぐり、警察庁が運転免許を不要とする道路交通法の改正を検討している
2022年に改正になるであろう変更点は
- 最高時速は20km以下
- 運転免許証は不要となる
- 16歳未満の運転は禁止
- ヘルメットの装着は努力義務
- 通行は原則車道で、自転車専用通行帯なども可能となる
- 最高時速を6 km以下に制限するなどの条件を満たすと歩道での走行も可能
といった点が主な変更点になるかと思います。(現在はまだ法律が施行前ですのでご注意ください)
実際に電動キックボードの維持費はいくらくらいかかるのか?
※今回は電動キックボード本体の価格は除くものとします。
- 自賠責保険の保険料(24ヶ月):8,850円
- 任意保険の保険料(強制ではない。例:40代のバイク保険の相場):40,000円
- ヘルメット(努力義務だがあった方がよい):60,000円
- 鍵・ロックなどの防犯アイテム:15,000円
といった物が挙げられ、合計すると初年度は約124,000円程度の費用がかかる見込み
今回は、電動キックボードの維持費はどれくらいかかるのか、また乗っていく上で必要な物などについても調べてみました。
気軽に乗れる電動キックボードですが、万が一事故などの事などを考えるとそれなりの費用がかかるといった感じですね。
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