- CPUクーラーって最初から付属のものでいいの?
- どんなCPUクーラーがいい?
- ケースファンってどれを選べばよいの?
- CPUクーラーとケースファンの違いって何?
今回はそんな方に向けて、CPUクーラーとケースファンの違いやおすすめについてまとめました。
この記事を読むことで、「エアフロー(内部の風の流れ)」を学ぶことができます。
なぜなら、エアフローをつかめばPCの寿命が延びるからです。
実際に、私も以前はCPUクーラーもケースファンも考えず、もちろんエアフローなんか考えずにPCを使用していたらホコリと熱で故障した経験があります。
この記事を読み終えることで、あなたもCPUクーラーもケースファンの重要性を理解することができます。
CPUクーラーとケースファンの違いについて
CPUクーラーとケースファンの違いについて、CPUクーラーは動作中のCPUから発する熱をヒートシンクやラジエータに熱を伝えてファンで冷やすのが役目であり、ケースファンについては外部から新鮮な空気を取り入れてPCケース内の熱を排出するという、それぞれの役目があります。
空冷型と水冷型のどっちがいいの?
CPUクーラーには以下の二種類があります。
- 空冷型…CPUと熱を吸収するヒートシンクと、それにファンを一体化させ風を当てて冷やす
- 水冷型…水などの液体を使いラジエータ内で循環させ、それにファンで風を当てて冷やす
空冷型と水冷型、どちらにも一長一短がありますが、私はハイエンドな構成でなければ市販の空冷型のCPUクーラーをおすすめします。
水冷型(簡易水冷を含む)の方がCPU周りのスペースに余裕が出来、かつ冷却性能に優れてはいるのですがよほどハイエンドのものでなければ空冷型で大丈夫だと思います。
以下に、おすすめのCPUクーラーをあげます。
- 【DEEPCOOL】AK400 R-AK400-BKNNMN-G-1…実売販売価格:約3,700円
- 【DEEPCOOL】AS500 R-AS500-BKNLMN-G…実売販売価格:約6,200円
- 【Corsair】iCUE H115i RGB PRO XT CW-9060044-WW…実売販売価格:約15,000円
- DEEPCOOL】DEEP COOL LS520 R-LS520-BKAMNT-G-1…実売販売価格:約15,000円
があげられます。
空冷型・簡易水冷型のものをそれぞれあげましたが、どれを選んでも通常の使用では問題なくCPUを冷やせると思います。
あとは、LEDで光るのが好みかなどはお好みで選ぶのが良いかと思います。
よく、「CPU付属のクーラーではダメなのか?」という質問を受けますが、CPU付属のクーラーは最低限の冷却性のしかないと思いますので、市販の空冷型CPUクーラーをおすすめする理由の一つです。
LGA1700のCPUクーラーについて
インテルの第12世代のCPUはソケットが新しくLGA1700に変更となりました。
これは今までのLGA1200までとは位置が異なるため、専用のクーラーもしくはそれ用のリテンションキットが必要になるようです。
それまで人気のあった虎徹 MarkⅡがLGA1700に対応してRev.Bとなりましたが、価格もかなり値上がりしてしまったようですので、わざわざ虎徹MarkⅡでなくとも他のCPUクーラーの方がRGBで光ったり冷却性能も良い物もあるので、製品としては微妙な位置となってしまった感じがあります。
- 【SCYTHE】虎徹 MarkII Rev.B SCKTT-2100…実売販売価格:約5,000円
- 【DEEPCOOL】AS500 PLUS R-AS500-BKNLMP-G…実売販売価格:約6,800円
また、国内代理店のアスクが以下のようなキットを無償配布するようです。
CORSAIRやThermaltakeなどの国内代理店であるアスクが、同社取り扱いのCPUクーラーをLGA1700に対応させるための「アップグレードキット」を無償配布するという。
対象となるメーカーはFractal Design、Cooler Master、CORSAIR、Thermaltake、ZALMANで、対象製品購入後にアスクのサポートページから申し込むことで、無償でアップグレードキットがもらえるという。申込みの受付は11月4日(木) 10:00から開始予定。
施策はアップグレードキットの在庫が無くなる、もしくは商品在庫にアップグレードキットが同梱され次第、終了になるという。
LGA1700をすでに購入している方でこれまでのCPUクーラーを使いたい方は、このアップグレードキットを使用して使うと良いですね!
在庫がなくなり次第終了となるようですので、お早めに手にされた方が良いと思います!
また、MSIも既存液冷クーラーをLGA1700に対応させるマウントキットを無償提供するようです。
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社は、10月28日(木)に、Intel第12世代Intelコアプロセッサーに対応したZ690チップセット搭載マザーボードを3種類発表いたしました。そしてこの度、MSIは、水冷クーラーであるMAG CORELIQUID RシリーズおよびMPG CORELIQUID Kシリーズを既にご利用いただいているユーザー皆様に、MSI専門ページより申請いただくことで最新のIntel LGA 1700次世代CPUに対応するマウントアップグレードキットを無償で配布するキャンペーンを実施いたします
こちらはMSI専用ページより申請で購入者全員が受取可能で、期間は2021年11月4日(木)~2022年4月30日(土)までとなっていますので、MSIの水冷クーラーを使用の方でIntelの第12世代に変更する予定の方はこのキットを利用されると良いかと思います。
ケースファンのおすすめについて
PCには、たいていケースファンが付いています。
PC内部(主にCPUやグラフィックボード)から出る熱を排出するという役目があります。
ほとんどはPCケースに付属していることがほとんどですが、中にはケースファンは全く付いていないものもあるので、購入する際には注意が必要です。
以下に、おすすめのケースファンをあげます。
- 【DEEPCOOL】 R-FK120-BKNPF3-G-1 [120mm PWMファン (ファン3個)]
- 【IN WIN】Sirius Loop ASL120 ASL120FAN-1PK…実売販売価格:約1,700円
- 【SCYTHE】KAZE FLEX 140 SQUARE PWM 1200rpm KF1425FD12S-P…実売販売価格:約1,300円
- 【COOLER MASTER】Masterファン MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1…実売販売価格:約1,600円
- 【noctua】NF-A12x25 PWM…実売販売価格:約4,100円
などがあげられます。
KAZE FLEX 140 SQUARE PWMは14cmのファンですので、お使いのケースに取り付けられるかは、予め調べておく必要があります。その他については12cmのファンですので、多くのPCケースに取り付けが可能だと思います。
ファンは吸気と排気がある
ファンには向きがあり、吸気(前)→排気(後ろや上)と空気の流れを作るのがエアフローです。
掃除機(昔ながらの)を考えていただくとわかるのですが、後ろ側に送風機(ファン)を回転させて負圧(陰圧)を作り、ゴミやホコリを吸引します。
PCもケースの後ろ側だけにファンが付いていれば、掃除機と同じような原理になって、ケースの隙間からホコリを吸引してしまいます。
なので、自作PCを作るのであれば排気が多い負圧ではなく吸気の多い正圧を目指すのがよいと私は思います。
正圧にすれば、吸気する側にダストフィルタを設置(ケースに付属しているものもある)して、そこである程度のホコリの侵入を防ぐことが可能ですし、その方が内部の清掃も短時間で済むことが可能です。
ケースをいくつ付けるか?
私は吸気×2個、排気×1個=合計3個のケースファン+CPUファンで吸気の量を若干多くし正圧を作り出すのがよいと思います。
私はこの構成に市販のCPUクーラーで使用していますが、通常使用ではほとんど音もせず静かです。
まとめ
- 空冷型と水冷型、どちらにも一長一短はあるが市販の空冷型のCPUクーラーがオススメ
- ケースファンは吸気を多くし正圧を目指す
- ファンのサイズは12cmで十分
今回は、CPUクーラーとケースファンの違いについて調べてみました。
やはり、付属のCPUクーラーから冷えるCPUクーラーに交換して長くPCを使っていきたいですよね。
即効性があるわけではないのですが、ケースファンを見直してエアフローを考えることでパーツの寿命も延びると思います。
また、CPUファンやケースファンに関連して、PCケースの問題も出てくると思いますので、そちらの記事も参考にしてください。
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