みなさんは、ご自身で撮影した写真や動画をどのように保管しているでしょうか?
DVDやハードディスクに保管している方もいらっしゃると思いますが、大切なデータの保存方法はどれがいいのか選択に迷うところもあると思います^^
また、メディアについては年数と共に劣化して読み込みができなくなったり、ハードディスク等もそれ自身の故障などで大切なデータが失われてしまう可能性もあります。
そこで、今回の記事では大切なデータを確実に保存するために、大切なデータの保存方法はどれがいいのか、メディアやクラウド・NASなどを活用し、リスクを分散する意味でもデータの保存方法をご紹介します。
大切なデータの保存方法はどれがいい?メディアやクラウド・NASなどを活用
まず、大切なデータを保存する上で大切なのは、いつまで保存できるのか?という事です。
少なく見積もっても10年は使えるくらいでしょうか。
以下に、データ保存に適した媒体をご紹介します。
オンラインストレージ
オンラインストレージとは、インターネット上でデータを保存してくれるサービスの事で、無料で使えるものから有料のものまでさまざまなサービスがあります。
メリットは、データを自宅以外の場所に保存するため、万が一自宅が災害に遭ったとしてもデータにアクセスできるといったことが挙げられます。
オンラインストレージには次のようなものがあります。
Google Drive | Googleアカウントを持っていれば使用可能。無料プランでも15GBの利用が可能。有料プランも100GB(250円/月)~30TB(19,500円/月)まで6つのプランから選べます。 |
OneDrive | Microsoftアカウントを持っていれば使用可能。無料プランでは5GBまで使用でき、有料で100GB(224円/月)を選べる他、Microsoft 365 Personal(12,984円/年)に付随して1TBの容量を利用する事が出来ます。 |
Dropbox | 無料プランでは2GBと、少し容量的には物足りないが利用しやすい。Plusプラン(1,200円/月)は2TBの容量が利用が可能。 |
box | 無料のIndividualプランでは10GBを利用可能。Personal Proプラン(1,200円/月)では100GBを利用可能。 |
私のおすすめはGoogle Drive(Google One)です。
理由としては容量の追加の設定が細かく、みなさんがよく使うGoogleアカウントを持っていれば利用が可能なので導入しやすいといったメリットがあります。
メディア保存の救世主?「M-DISC」
DVDやブルーレイディスクは、現在かなりの普及を見せていますので、この先しばらくはメディアとして利用されるものと思われます。
ただしDVDやブルーレイディスク寿命は10~30年と言われていますが、これは適切に保管をした場合で、状態によっては劣化する可能性があります。
そこで登場したのが「M-DISC」と呼ばれるもので、M-DISCは米国Millenniata社が開発した新しい記録メディアで、耐久性を高めたDVDやブルーレイディスクのことを指します。
「M-DISC」は特許を取得した金属系素材を記録膜に使用しているため、光や熱・湿度などによる経年劣化に強く、数百年※にわたってデータを保存することができ、またデータの読み込みは一般的なドライブでできる為、データの保存に適したメディアと言えます。
「M-DISC」の書き込みには対応するドライブが必要です。
※米国Millenniata社の試験に基づく。
また、ハードディスクについても、一般的にハードディスクの寿命の目安は平均3年~4年程度(時間換算で約26,000~35,000時間)と言われていますが、これについてもデータの管理方法などに左右されますので、適宜交換が必要になってくると思われます。
NASを使ってのバックアップ
NASを使用してバックアップする方法もありますが、この場合もリスク分散という意味合いでは他のオンラインストレージを併用しつつ使用するというのが望ましいかと思います。
NASについてバックアップをする方法については、別途記事を紹介していますので、こちらを参照してみてください。
NASでデータのバックアップをする方法|標準のバックアップを使う
まとめ
- 大切なデータの保存方法は、メディアやクラウド、NASなどを活用して保存するとよい
- クラウドサービスについては、それぞれの企業にメリットやデメリットがあるので、よく吟味する事が必要
今回は、大切なデータを保管する目的でどんな方法を使っていくのが良いのか調べてみました。
様々なサービスを使って大切なデータを守りたいですね。
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