みなさん夏休みや冬休みの自由研究テーマで悩んでいませんか?
それならば自由研究テーマでかぶらないパソコンを自作してみませんか!
今回は3万円台で購入出来るパーツの中で、しっかりと動作するものを選んでみました。
この記事を読んで、ぜひ自由研究でパソコンの自作にチャレンジしてみませんか^^
自由研究のテーマでかぶらないパソコンの自作を!3万円台で作れる!
今回、3万円台で作る格安PCを作るにあたって私が提案することは以下の通りです。
- パーツについては価格だけにとらわれず、ある程度信頼性も得られるようにする
- パソコンの仕組みや物を作る楽しみも感じられるようにする
- OSは無料の「Chromium OS」を使用する(Googleアカウントが必要)
という事をコンセプトにしています。
なお、自作PCのパーツの組み立て方についてはあえて解説はしません。
なぜならば、私がここで紹介するより「自作PCの作り方」などの書籍を一冊買えばわかりやすく丁寧に載っているので、そちらを見ながら作るのが良いかと思います。
3万円台で作る格安PC|実際のパーツの紹介
【CPU】Intel Pentium Gold G6405 BOX…実売販売価格:約7,600円
【マザーボード】 ASRock B460M Pro4…実売販売価格:約9,600円
【メモリ】エッセンコアクレブ KLEVV DDR4 2666 PC4-21300 8GB x 1枚…実売販売価格:約4,500円
【SSD】エッセンコアクレブ KLEVV SSD 256GB CRAS C710 M.2…実売販売価格:約4,000円
【グラフィックボード】なし(CPU内蔵グラフィック使用)
【ケース】Thermaltake Versa H17…実売販売価格:約2,900円
【電源】玄人志向 80 PLUS 400W ATX電源 KRPW-L5-400W/80+…実売販売価格:約3,600円
【CPUクーラー】CPU付属の物を使用
合計金額:約32,200円
※実売価格は8月上旬時点でのもので、パーツの価格はネットショップで私が調べた中での価格となりますので、昨今の情勢から実売価格が変動する可能性があることをご了承ください。
コストパフォーマンスを最優先するが、性能も落としたくないPCに
CPUはIntel第10世台Pentiumシリーズの「G6405」を選択。
マザーボードはASRock 「B460M Pro4」を選択し、安定性を重視して選択。
メモリはKLEVVの「PC4-21300 8GB」を選択。
SSDはエッセンコアクレブ 「KLEVV SSD 256GB CRAS C710 M.2」を選択しました。
グラフィックボードは内蔵グラフィックを使用します。
ケースはThermaltake 「Versa H17」を選択し、コストパフォーマンスを重視。
電源は玄人志向 「400W ATX電源 KRPW-L5-400W/80+」安価ですが十分な性能の電源ユニットを選択しました。
CPUクーラーはCPU付属のクーラーを使用します。
この組み合わせであれば「Chromium OS」を使用する前提であれば問題はなく、コストパフォーマンスを最大限に考慮したPCになると思います。
今後はメモリを8GBをもう一枚追加して16GBにしたり、ケースも拡張性があるので、ストレージの追加なども容易にできます。
逆に、もっと予算を減らしたいという方であれば…
CPUをPentium Gold G6405 BOX→Celeron G5905 BOX(実売販売価格:約5,300円)にすると‐2,100円で、価格もほぼ3万円に落ち着くのでCeleronという選択もありますが、後々の事を考えるとPentium Goldにしておいた方が良いと思います。
Chromium OSについて
Chrome OSとはWebの閲覧やWeb用アプリケーション向けに特化されたOSとしてGoogleが開発したOSです。
どういった特徴があるかを解説します。
起動が非常に早いこと!
まず第一にメリットは起動が早い事です。
パソコンを立ち上げてから数十秒で起動し、すぐ使用する事ができます。
他の機能について
インターネットに接続されている事が必須ですが、Googleアカウントからログインをして利用する事ができます。
Googleアカウントがない場合は、事前に作成する事をおすすめします。
- メールはGmail
- ドライブ機能はGoogleドライブ
- 文書作成に使えるGoogleドキュメント
- 表計算に使えるGoogleスプレッドシート
などのソフトが利用可能です。
※Androidアプリを実行する機能は含まれていないのでご注意ください。
Chromium OSのインストール方法
実際にChromium OSのインストールをしてみましょう。
事前の準備として、インストールに必要な8GBもしくは16GBのUSBメモリを用意します(事前にフォーマットをしておきましょう)。
※SanDisk製のメモリは非対応のようですので事前に確認ください。
インストーラーの導入
Chrome OSをインストールするためには、USBメモリにブート可能なディスクイメージをインストールする必要があるので、別なパソコンでインストーラーをダウンロードしましょう。
検索サイトで「cloudready for home」と検索をして、ディスクイメージを自動で生成してくれる「USBメーカーをダウンロード」のインストーラーをダウンロードします。
ディスクイメージの作成
インストーラーをダウンロードしたらパソコンにUSBメモリを挿し、先ほどダウンロードしたインストーラーを実行します。
Windowsパソコンで作るのが一番楽だと思います。
- Nextを選択
- USBメモリを選択
- Finishが表示されたらクリック
問題なく進めば「Finish」が表示され、ブート可能なUSBメモリの作成が完了します。
USBメモリからChrome OSをブートし、ローカルディスクにインストール
作成したUSBメモリを、実際に自作したパソコンのUSB端子に挿して起動します。
「CloudReady」が表示されると思いますので、初回起動時限定の「Wellcome!」が表示されたら
- 言語の設定:言語を「English」→「Japanese」、キーボードを「US」→「日本語」に設定
- ネットワークへの接続:お使いのネットワークを選択し、パスワードを入力
- Google利用規約に同意:Googleアカウントでログインします
※ネットワークが認識されていない場合は、別途USB接続の無線LANアダプターなどが必要となる場合があります。
- 【ELECOM】WDC-433SU2MBK
- 【Buffalo】 WLI-UC-GNM
の二機種については動作確認が取れているようです。
※有線LANでネットワークに接続する場合は必要ありません。
デスクトップ画面が表示されると思いますが、この状態ではまだOSはインストールされていませんので次の手順に沿って進みます。
- デスクトップの右下をクリックし「Install OS」の項目をクリック
- 右下の「INSTALL CLOUDREADY」をクリックして次へ進み、「EREASE HARD DRIVE&INSTALL CLOUDREADY」をクリック
- 10分ほどでインストールが行われ、終了すると自動で電源が切れます
- USBメモリを抜きパソコンを起動してください
改めて起動しログインをするとChromeブラウザが立ち上がるので、あとはWebブラウジングや動画の視聴などができるかと思います。
私も実際にパソコンにインストールをして使用してみましたが、想像以上に動作が軽く、Webブラウジングや資料作成くらいならWindowsは必要ないのでは?と思うくらいでした^^
やはりWindowsPCにしたいという方でも、この作成したパソコンであれば十分動作しますし、年末に出るであろうWindows11にも対応できるので、WindowsPCにするのもありかと思います。
まとめ
今回は、自由研究のテーマでかぶらないパソコンの自作をしようということで、3万円台で作る格安PCを提案しました。
実際に組み立てる様子を写真に撮ったり、作成してみて大変だった事や、実際に使ってみての感想やパーツの仕組みなどを自由研究の考察してまとめると良いかと思います。
パソコンで使う各パーツについての解説もしていますので、以下の記事も参考にしていただければと思います。
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