2021年10月に放送されたTBSラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」の放送の中で鳩レースのレース中継や魅力について語られていましたね^^
ところで「鳩レース」って一体何?と思われた方もいらっしゃるかと思います。
- どんなレース?
- 賞金は?
- ちゃんと帰って来れるの?
など、色々気になる事があるかと思います。
今回は鳩レースの鳩の帰還率についてや、どんなレースなのか、また賞金はあるのかなどについて調べてみました。
鳩レースの帰還率は3%?お金持ちの趣味で賞金はあるのか?
鳩レースとは、複数の愛鳩家が各自の飼育している鳩を持ち寄って、同一地点から(放鳩地)から同時に放鳩し、誰の鳩が速く帰ってくるか競うものです。
条件を公平にするため、放鳩地から各自の鳩を飼育している鳩舎までの距離を正確に測定し、鳩が帰るのに要した時間で割って、1分間のスピード(分速)を出して比較します。
と、鳩が帰るまでのスピードを競うのが鳩レースのようです。
🐦第2回鳩レース🐦
「日曜天国カップ」出走表#nichiten #日曜天国#radiko #TBSラジオ#マゴバルセロナ228 pic.twitter.com/pQ3FGhlOPM— TBSラジオ 安住紳一郎の日曜天国 (@nichiten954) October 24, 2021
この放送中のスタジオのある赤坂から鳩の厩舎のある大宮までは約40キロくらいなので、鳩のほとんどが帰還するようですが、実際の鳩レースになると1,000kmくらいの距離を何日もかけて飛んで来るらしいので、その帰還率は3%程度とかなり低いようです。
一般社団法人日本鳩レース協会主催の東日本稚内グランドナショナルレースが12日行われ、2700羽余りのハトが早朝、稚内公園から一斉にスタートした。
鳩レースは、ハトにICチップを取り付け各鳩舎に戻るまでの分速を競うもので、昨年はコロナ禍で中止されたので2年ぶりに開かれた国内最長距離となるレースには、1000~1200㌔先の千葉、茨城、静岡など640鳩舎から2772羽が出場した。
本州方面の天候を見ながら大会関係者が午前5時にハトが入ったコンテナの扉を開くと大きな羽音を響かせ旋回しながら大空に舞い上がり、目的地の鳩舎に向け飛び立っていった。
早いハトで12日の日没前に到着する予定でレース関係者は「国内最長距離の稚内からのレースで優勝するのは皆さんの目標で、勝つことは飼い主にとって名誉になっています。きょうは天候に恵まれ良いスタートができました」とハトたちの無事を祈り見守っていた。
この日の朝には夕日が丘パーキングをスタートし、北陸地方まで行くレースも行われ、49鳩舎の300羽余りが放たれた。
今年の5月に行われた北海道稚内市~静岡県などまでの鳩レースには2772羽が出場したようですので、帰還率は3%と考えると帰ってくる鳩を計算してみると
2772×0.03=81.36
と、約81羽ほどしか帰ってこない計算となります。
毎回レースをするたびに鳩がほとんど戻ってこない鳩レースって過酷ですね。
レースの度に鳩を用意しなければならないので、そうとうな出費もかかると想像できますね^^
ちなみにレース鳩のヒナは安いものだと数千円程度から買えるようですが、優秀な血統や海外のレースで結果を残した鳩などは数百万~数千万円の値が付くこともあるらしいです!
これはお金持ちの趣味でしか出来ない訳ですね。
鳩レースには賞金があるの?
鳩レースというくらいですので、大会があって賞金でるのだろうかという事について調べてみました。
日本での鳩レースでの賞金は0円だそうです!
これは驚きですよね。
理由としては日本で鳩レースをしている愛鳩家(あいきゅうかと読む)の方は、お金を稼ぐためではなく純粋に鳩を愛しているから出来るようです。
ですが、実際には鳩レースでの大会で優勝すれば「名誉」が付くので、その買った鳩を交配してヒナを育てるブリーダーとしての商売な感じもしますね。
まとめ
- 鳩レースはスタートからゴールまでの長い距離を鳩が帰ってくるまでのスピードを競うレース
- 2700羽程度の鳩を放っても、実際に帰還するのは約3%程度の81羽程度と厳しい
- 日本での鳩レースの賞金は0円のようだが、実際には鳩のブリーダーとしての名誉が付く模様
今回は、鳩レースの鳩の帰還率についてや、どんなレースなのか、また賞金はあるかなどについて調べてみました。
普段公園などで見かける鳩も、こうやって立派なレースとして成立しているのですね^^
鳩を飼うにも大変な苦労があるでしょうし、お金持ちの趣味としてなら出来るでしょうが、実際にレース鳩を飼う方が少ないのはこうした事情があるようです。
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