10月5日にWindows11がリリースとなりましたが、みなさんはもうWindows11にされましたか?
新しいものが好きな方は既にアップグレードしているでしょうし、初期バージョンはトラブルも多いので、しばらく様子を見て安定してからアップグレードしようという方もいると思います。
ですが、Windows11でゲームをする方は注意をした方がよいかもしれません。
それは、Windows11のVBSという機能によりゲーム性能の低下が引き起こされるようですが、停止しても問題はないのかも調べてみました。
今回はWindows11でゲーム性能が低下しない対策について解説したいと思います。
Windows11でゲーム性能が低下?停止しても問題はないか?
Windows 11においてデフォルトで有効化される可能性のあるセキュリティ機能により、ゲーム性能が最大約30%低下することが判明したそうです。
VBS機能がゲーム性能に影響
このゲーム性能の低下は、「VBS(Virtualization-Based Security)」という機能により引き起こされます。
これは、ソフトウェアとハードウェアの仮想化によりシステムのセキュリティを向上させるものです。
隔離されたサブシステムを作成することにより、マルウェアがコンピュータに侵入するのを防ぐことができます。
PC Gamerによると、VBSをオンにしたりオフにしたりしてさまざまなゲームをテストしたところ、「Shadow of the Tomb Raider」では28%ものフレームレート低下が観測されたそうです。
ほかには、「Horizon Zero Dawn」において25%、「Metro Exodus」では24%、「3DMark Time Spy」は10%、「Far Cry New Dawn」は5%低下しており、ゲームによって影響の大きさは異なっています。
この情報によると、このVBS機能により最大30%近い性能の低下が起きる場合があるというのです。
せっかくWindows11でゲームをしたいという方にとっては耳の痛い話ですよね。
VBS機能を停止しても問題はないのか?無効化の方法も解説
VBS(Virtualization-based Security)機能と言うのは、ソフトウェアとハードウェアの仮想化によってセキュリティを強化する機能で、一般的には企業などのユーザーを対象にしているもので、ゲームをする方にとってはさほど重要な機能ではないものと思われます。
ですので、もしWindows11にアップグレードしているPCでVBS機能が有効になっていた場合、無効化して性能を低下させないようにすると良いと思います。
VBS機能の確認方法と無効化の手順
VBS機能の確認方法は
検索バーに「msinfo32」を入力してシステム情報を開き、ウィンドウの下の方にある『仮想化ベースのセキュリティ』という項目から確認出来ます。
この赤枠で囲った部分がVBS機能が有効か無効になっているかの確認する部分です。
これはセキュリティとの兼ね合いの関係だと思いますが、必要かどうかは使用される方のご判断で設定を行ってください。
また、最初から無効になっている場合はレジストリを設定する必要はありません。
もし、この値が有効になっていた場合は無効にすることが可能ですが、ゲームのパフォーマンスを優先したい場合にレジストリエディターを使って修正をします。
VBS機能無効化の手順
検索バーに「regedit」と入力してレジストリエディターを起動し
HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Control→DeviceGuardの欄へ移動し
【DWORD】EnableVirtualizationBasedSecurityの値を「0」にします(値は「0」でVBS無効、「1」でVBS有効)。
※レジストリエディタ-を使用する場合は事前にバックアップを取ったうえで、自己責任のもと慎重に作業を行うようにしてください。
まとめ
- Windows11のVBSという機能により30%近くゲーム性能の低下が引き起こされる可能性がある事が判明
- VBS機能が有効になっていた場合は、レジストリエディターにて変更がしゲーム性能が低下するのを防げる
- VBS機能は一般的には企業などのユーザーを対象にしているもので、ゲームをする方にとってはさほど重要な機能ではないものと思われる
今回は今回はWindows11でゲーム性能が低下しないような対策とセキュリティについて解説をしました。
最新のWindowsで思い切りゲームを楽しみたいですよね!
また、Windows11にアップグレードする前にご自分のPCが事前にアップグレードが出来るかどうかを確認してみましょう。
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