2015年の15年の皐月賞、ダービーを制したドゥラメンテ(牡9歳)が2021年の9月に死去したと残念な発表がありました。
種牡馬としても期待されていた同馬でしたが、あまりに早すぎる周りも死に驚きを隠せない様子でしたね。
ですが、産駒であるタイトルホルダーが2021年の菊花賞を制してドゥラメンテ産駒は走らないという事を覆してくれましたね。
今回は、残されたドゥラメンテ産駒や、後継種牡馬となる馬は他にどんな馬がいるのかも含めて調べてみました。
ドゥラメンテ産駒の評判は?タイトルホルダー他の後継種牡馬は?
15年の皐月賞、ダービーを制し、同年のJRA賞最優秀3歳牡馬に輝いたドゥラメンテ(牡9、父キングカメハメハ)が8月31日の午後7時に急性大腸炎のため死んだ。1日、JRAが発表した。現役引退後は北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションにて種牡馬として繋養されていた。
ドゥラメンテの血統は
- 父キングカメハメハ
- 母アドマイヤグルーヴ
- 母の父サンデーサイレンス
- 母の母エアグルーヴ
という近代競馬のトップホースたちの血を重ねた超良血馬で、2015年の皐月賞・ダービーを制して同年の最優秀3歳牡馬にも選ばれました。
ドゥラメンテ産駒で今後の走りそうな産駒は?
ドゥラメンテ産駒は現3歳が初年度産駒で、代表産駒に2021年の菊花賞を勝ち、2022年の天皇賞・春を逃げ切りで勝利したたタイトルホルダーがいますね。また、6月26日に行われた宝塚記念でもレコードで勝利し、名実ともにドゥラメンテの後継種牡馬と言える成績となったと思います。
他にも、血統などから今後走りそうな産駒や、現在活躍している主な産駒を挙げてみました。
- ドゥラドーレス 牡(母:ロカ)2022年のセントポーリア賞を快勝し強い競馬を見せた馬で、今後は毎日杯→
ダービーのローテーションを組む予定。戸崎騎手に引き続き乗って欲しい馬ですし、ドゥラメンテの後継種牡馬としても活躍しても期待出来そうでしたが、毎日杯の惜敗によりダービーの参戦は白紙になったようです。 - ティーガーデン 牡(母:ルミナスパレード)半姉に2021年NHKマイルカップ2着のソングラインがいる血統で、新馬戦は5着敗れたもののこの馬も順調に成長すれば重賞が勝てる能力があると思われます。未勝利1着→ひいらぎ賞1着と勝利を重ねて力を付けている感じがします。
- ベルクレスタ 牝(母:ベルアリュール2)半姉に2017年ヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリードがいる血統で、新馬戦2着→未勝利1着と着実に勝利を重ね、アルテミスステークスで2着の後は阪神JFで6着には破れましたが、今後の重賞戦線に名前を連ねそうです。クイーンカップ3着後、桜花賞は7着と少々残念な結果となってしまいました。
- ラクスバラディー 牝(母:リッチダンサー) 半姉に重賞3勝のバウンスシャッセやコントラチェックがいる血統で、新馬戦2着→未勝利2着→未勝利3着と惜しい競馬が続いているが、今後の成長次第では勝ち上がり、重賞に名を連ねてもおかしくはないと思われます。その後、未勝利をなかなか勝ち上がれませんでしたが4月に未勝利を勝ちました。
- ソクラテス 牡(母:ブルーダイヤモンド) 半兄に菊花賞2着のアリストテレスがいる血統で、この馬は父がドゥラメンテに代わりサンデーサイレンスの3×3のクロスが生じており、これが上手くいい方向に向けば活躍が期待出来ると思われます。4月のダート未勝利を勝ち、今後はダート戦線で活躍するかもしれませんね。
- レイフル 牝(母:シェルズレイ) 半姉に2021年大阪杯勝ちのレイパパレがいる血統で、この馬も活躍が期待されています。
- ソバナ 牝(母:オメガスピリット) 半姉に2014年優駿牝馬勝ちのヌーヴォレコルトがいる血統で、この馬はクラシックディスタンスで活躍が期待出来そうな感じの馬だと思います。
- プレサージュリフト 牝(母:シュプリームギフト)2022年2月に行われたクイーンカップで新馬勝ちの後2連勝となりました。戸崎騎手はドゥラドーレスといいドゥラメンテ産駒の強い馬に乗ってクラシック戦線で戦ってくれそうですね!桜花賞は4番人気でしたが出遅れてしまい最高峰からの競馬で11着に破れてしまいました。今後はオークスを目指すようですが、得意の東京競馬場に戻って末脚が生きると良いと思います。
- スターズオンアース 牝(母サザンスターズ)叔母にソウルスターリングがいる血統で、2022年のクイーンカップでプレサージュリフトの2着に入った素質馬です。スターズオンアースも今後春のG1で活躍が期待出来そうですね。スターズオンアースは桜花賞を勝ち、タイトルホルダーに続いて2頭目のクラシックホースとなりました。次は2冠を目指しオークスになるようですが、鞍上は川田騎手からルメール騎手に交代する事が決まり、5月22日のオークスでは直線半ばから見事な末脚を見せて勝利を収め、牝馬2冠を達成しましたね。
- リバティアイランド 牝(母ヤンキーローズ)2022年7月に行われた新潟の新馬戦で、一頭だけ次元の違う脚で直線を突き抜けた感じは、大きなタイトルを取れそうな感じを受けました。スターズオンアースに続き来年のクラシックを沸かす存在になる事が予想されますね。12月11日に行われた阪神ジェベナイルフィリーズにて1頭だけモノが違う事を見せつけたG1の勝利でした。来年のクラシックも、このリバティアイランドが中心になりそうですね。
- ドゥーラ 牝(母イシス)2022年9月に行なわれた札幌2歳ステークスで優勝し、ドゥラメンテ産駒の注目の一頭が増えました。今後のローテーションが気になりますが、阪神ジュベナイルフィリーズには向かわずに、もしかすると東京スポーツ杯→ホープフルステークスあたりに進む可能性もありますね。いずれにしろ期待の一頭だと思います。
- ヴァレーデラルナ(母セレスタ)2022年11月に盛岡競馬場行われたJBCレディースクラシックで優勝しドゥラメンテ産駒はダートでも走れる事を証明した形となりました。長らく1勝クラスを抜けきれませんでしたが、6月から4連勝でG1タイトルに手が届きました。
- ドゥラエレーデ(母マルケッサ)近親にサトノダイヤモンドがいる血統で、2022年の札幌での未勝利を勝った後、東京スポーツ杯は4着に終わりましたが、G1ホープフルステークスを勝利しました。ようやくドゥラメンテ産駒の牡馬のG1馬が出ましたね。来年のクラシックが楽しみな馬となりました。
今年の弥生賞を勝ち、皐月賞でも2着に入ったタイトルホルダーが今のところドゥラメンテの最高傑作なので、後継種牡馬になれるようG1獲り頑張ってほしいですね。
血統的にもSS系繁殖牝馬の受け皿になれそうですし。https://t.co/huyWcI4C8x— おうまP (@o_m_a_e_p) September 1, 2021
ドゥラドーレスは「1度使いダービーへ」と宮田調教師。本番まで4か月を逆算し、2か月間隔のローテとすれば、毎日杯が有力(?)10月デビュー、2戦目2月府中から、ちょうど昨年のシャフリヤールと同じ形。結果が出ているローテの以上、疑う余地はなく。馬にとって好結果を望むのみhttps://t.co/KYFpL0ilD3
— Nathaniel (@mambo_ds96) January 31, 2022
プレサージュリフトといいダノンベルーガといい一瞬でスター候補や
— ばんぷ◎ (@bump_ibuki) February 13, 2022
府中マイル戦以上の新馬戦上がり33.4以内で走った馬は5頭
ジオグリフ
プレサージュリフト
ダノンベルーガ
ドゥラドーレス
アルゲンテウス
今週のクイーンCをプレサージュリフトが勝利
共同通信杯をダノンベルーガ・ジオグリフが1・2
ドゥラドーレスが2戦2勝。アルゲンテウス期待期待。— azemin(競馬専用アカウント) (@Azemin25a) February 13, 2022
スターズオンアースおめでとう😊終わってみれば一強でしたね🥴桜花賞でナビレラの勝ちパターンを打ち砕いた時に本格化してたのか🤯善戦キャラから女王に⤴️
ナミュールも頑張った😆満足です😌
ダービーはルメさんと考えてたのでちと不安😅皐月賞で差されたのは距離のせいでないと良いね💡— ぱからん🏇 (@26Fanfare) May 22, 2022
ドゥーラ強かった
ドゥラメンテ産駒マジで大暴れしてるな— どきのこ (@dokinoko02) September 4, 2022
札幌2歳ステークス見てたけど、ドゥーラの末脚すごかった。筋肉モリモリやった。フェアエールングって子がスタートすごく良くて、芦毛に綺麗な流星で見惚れちゃったんだけど沈んじゃって悲し
— いぐ (@ig_ClosedS) September 4, 2022
ドゥラメンテ産駒は2022年の当歳がラストクロップ
2022年7月に行われているセレクトセールでも、今年がラストクロップのドゥラメンテ産駒が出ていますね。
<セレクトセール2022>◇2日目◇当歳馬セッション◇12日◇北海道・苫小牧市 上場番号393番のドゥラメンテ産駒、シャンパンエニワンの22(牡)は、レッドホースが3億2000万円(税抜き)で落札した。 【
写真】3億2000万円で落札されたシャンパンエニワンの2022
母は米ダートG2に1勝、ケンタッキーオークス4着。3代母の娘にはアルゼンチンの古馬牝馬チャンピオンに輝いたミスローレンがいる。
他にも
- ジェイウォークの2021(牡)が3億円で落札
- コールバックの22(牡)は2億6000万円で落札
- ウィープノーモアの2021(牡)が1億円で落札
と、軒並みドゥラメンテ産駒が高額で取引されているようですね!やはり、タイトルホルダーの他に今年の2冠馬スターズオンアースの影響が大きのかと思われます。
ドゥラメンテ産駒、タイトルホルダーとスターズオンアースってだけでそらみんな欲しくなるわな
— テル👑 (@BIG_Te11_STAR) July 12, 2022
ドゥラメンテ産駒すげぇな、全部億超えてる。
立役者のタイトルホルダーは2000万円だったから消費税の馬とか言われ始めたwww
いやしかし、エルコンとかエンドスウィープ、ドバイミレニアムなど退場が早かったもったいない馬の仲間入りだよなぁ。。。— shin.🇯🇵 (@_shin) July 12, 2022
ドゥラメンテ以外のキングカメハメハの後継種牡馬は?
ドゥラメンテ以外にもキングカメハメハの後継種牡馬いますが、どんな種牡馬がいるでしょうか?
- ルーラーシップ
- ロードカナロア
- レイデオロ
- ラブリーデイ
- ローズキングダム
などがいますが、中でもドゥラメンテの近親であるルーラーシップ(母エアグルーヴ)に期待したいところですね。
まとめ
近代競馬の名馬の結晶のドゥラメンテの死去に生産界に衝撃が走りました。
これから種牡馬としての活躍が期待されていただけに、残念なコメントが寄せられていますが、ドゥラメンテの残された子供達の活躍を願いましょう。
今年の3歳馬もスターズオンアースを初め強い馬がたくさんいますし、2歳馬も札幌2歳ステークスを勝ったドゥーラ、阪神JFを勝ったリバティアイランド、ホープフルステークスを勝ったドゥラエレーデなどが現れて、改めてドゥラメンテ産駒の強さが分かる内容でした。
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