10月にビットコインの過去最高値が更新され、再びマイニングのブームが起こりつつありますね。
マイニングについては、過去にも何度かブームが起きていましたが、2020年あたりから再び再熱し始めているのではないでしょうか?
そんな中、マイニングに興味を持たれている方もいるのではないでしょうか?
- 自作PCをでマイニングは可能?
- パーツとして用意する物は?
- 今からでも参入しても大丈夫なの?
- 電気代はいくらくらい掛かるの?
- 夏場の暑さ対策は?
など、マイニングを始めるにはどんなパーツを買えば良いのかなど、様々な疑問に思われる方もいるかと思います。
今回は、今から自作PCでマイニングを始める方や、やってみたいという方に向けてパーツ構成等の紹介をしたいと思います。
通常の自作PCとは若干パーツ選定も違いが出てくると思います。
この記事は多額の初期投資をして自作PCでマイニングを始める事を推奨はしません。
パーツについても、ご自身でお使いの物があれば流用するなどし、あくまで私個人の考えに基づいて選んだものですので、参考として考えていただき、ご自身でご判断をしてマイニングを始めてください。
自作PCでマイニングを始める!どんなパーツで構成するのが良い?
今回は、自作PCでマイニングを始めてみたいというテーマで行っていますので、すでにマイニングを始めているという方や、マイニングで高収入を得たいと思われている方は対象としていません。
マイニングに必要なパーツについて
自作PCのパーツを選ぶのとは違い、マイニングに一番重要なのは「グラフィックボード」です。
ゲーミングPCや動画編集用PC等とは方向性が全く違うのですが、パーツ選びの参考にしてみてください。
グラフィックボードについては別途ご説明しますので、今回はグラフィックボード以外のパーツについて調べてみました。
グラフィックボードを除いたパーツを購入したとして、最も安い構成で70,000円程度はかかるかと思います。
これにグラフィックボードを購入する分がかかる計算となります。
CPU:予算7,000円前後
マイニングにはCPU性能は基本的にあまり必要ではありません。
とりあえずWindows10とマイニングに必要なソフトが動作すれば良いので、2~4コア程度のCPUを選ぶのが良いと思います。
現在新品で入手出来そうな物としては第10世代のCeleron GシリーズやPenteium G辺りかと思います。
中でもCeleron G5905やPenteium G6400であれば売られているお店もありますので手に入りやすいかと思います。
もちろんマイニングをするにあたっては第8・9世代の物でもよいのですが、現在では新品で手に入る事は難しいので今回は除きます。
Intel
- Celeron G5905 (LGA1200・Intel 400番台チップセット)
- Pentium G6400(LGA1200・Intel 400番台チップセット)
AMD
- Athlon 200GE(Soket AM4・AMD400/300シリーズ)
- Athlon 3000G(Soket AM4・AMD400シリーズ)
CPUクーラーについてはリテールクーラーで十分かと思われます。
マザーボード:予算18,000円前後
マザーボードについては、
- マイニング用に作られたマザーボードを使う
- 通常売られているマザーボードなどを使う
という選び方があるのですが、今回はグラフィックボードを1~4枚程度しか使わずにマイニングをするという前提で考えると、手に入れやすい通常のマザーボードを購入るすのが良いかと思われます。
購入する条件としては
- 第10世代のCeleron またはPenteiumに対応している事
- PCI-Express ×16のスロットが2本以上
- PCI-Express ×1のスロットが4本以上
という辺りがボーダーラインではないかと思われます。
Intelで選ぶのであれば
- ASUS PRIME H570-PLUS
- ASUS TUF GAMING H570-PRO
- ASRock H570 Phantom Gaming 4
辺りを選んでおいてグラフィックボードに資金を回すのが良いのかと思います。
ASRock H570 Phantom Gaming 4
AMDで選ぶのであれば
- ASUS TUF GAMING B550-PLUS
- ASRock B550 PG Riptide
辺りを選んでおくのが良いかと思われます。
また、グラフィックボードを2枚以上使用するのであればライザーケーブルも必要となります。
PCI-Express ×16スロットが2つしかない場合、PCI-Express ×4や×1のスロットを使用してグラフィックボードが使用出来るようにする必要があります。
楽天などで売っているライザーケーブルでも性能的には十分だと思います。
電源
予算13,000円~22,000円前後
マイニングをする上で電源は非常に重要なパーツとなります。
理由は、24時間フルで稼働する事を考えると(稼働時間は必ずしも24時間でなくともよい)、安い電源を購入すると予想以上に負荷がかかりますので、電源を安定して供給出来なくなる可能性があるためしっかりとした電源を選ぶ必要があります。
搭載するグラフィックボードの数にもよりますが、4枚のグラフィックボードを使用する位を最大と考えると、目安としては1000W辺りから選ぶ事になるかと思います。
もちろん1~2枚を使用してのマイニングであればもっとワット数の少ない700~850W位の物でも可能かと思われます。
- CORSAIR 80PLUS GOLD RM1000x CP-9020094-JP
- ANTEC HCG1000 EXTREME 80PLUS GOLD HCG1000
- ASUS ROG-STRIX-1000G ROG STRIX 1000W
- Corsair RM850x 2018 CP-9020180-JP
メモリ:3,000円~5,000円前後
マイニングにはメモリ容量はあまり必要はありません。
Windows10とマイニングに使用するソフトが動けば十分ですので、4GBの1枚もしくは8GBの1枚構成で良いかと思われます。
また、メモリクロックも高い物は必要なくDDR4-2133やDDR4-2666辺りを選んでおけば良いかと思われます。
SSD:3,000円~5,000円前後
SSDについてもWindows10とマイニングに使用するソフトがインストール出来て動作すればよいので、あまり大容量の物は必要はなく128GB~240GB程度のSATA接続のSSDがあれば良いかと思います。
- Silicon Power Ace A55 SP128GBSS3A55S25
- トランセンド TS128GSSD230S SSD 128GB
- ADATA 128GB SSD Ultimate SU800 ASU800SS-128GT-C
- ADATA 240GBSSD Ultimate ASU655SS-240GT-C
リグフレーム:6,000円~20,000円前後
マイニングをするにあたって熱をどうしょりするかがポイントになって来ると思われ、排熱などを考慮すると「リグフレーム」と呼ばれるフレーム型のケースを使用するのがよいのかと思われます。
フレームは安くて済めばいいという人もいれば、フレームもしっかりとした物をと考える方もいるので、どのフレームを選ぶのかはそれぞれ個人の判断の元で選んでいただければと思います。
長尾製作所さんのマイニング用リグフレーム「N-F8GPU-MINING」などはマイニングをされている方からの比較的評価が高い物であると思います。
USBメモリー:1,000円前後
USBメモリーはWindows10のISOファイルをを公式サイトからダウンロードしインストールする際に使用するので16GB以上のUSBメモリが必要になります。
※Windows10のパッケージ版を購入する際には必要ありません。
OS:15,000円前後
OSは基本的にWindows10で行うのが良いと思います。
まとめ
- マイニングをするにあたってCPUやメモリなどは最低限動けばよいので、コストを優先
- マザーボードは、PCI-Expressの端子が多いものを選ぶ
- 電源だけは稼働時間が長くなると思うので、安定して電力を供給するモデルがよい
- フレームは好みがあるが、最低限収まればよいのか評価の良いものを選ぶかは自己判断で
- OSはWindows10で動かすのがよい
今回は、今から自作PCでマイニングを始めてみたいという方に向けてパーツ構成等の紹介をしました。
また、自作PCについて興味があれば以下の記事も参考にしてみてください。
自作PCのWindows11は対応しているか、更新前に確認!
自作PCのSSDとHDDを併用した使い分け、デメリットについても
また、マイニングでコスパのいいグラボについても調べてみましたので、こちらの記事も参考にしてみてください。
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